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〒430-0906 静岡県浜松市中区住吉2丁目9-8

【診療時間】9:00~12:00 / 14:30~18:00

【休診日】木曜日午後/土曜日午後/日曜日/祝日

アレルギー(花粉症)の治療について

アレルギー性鼻炎は、くしゃみ・鼻づまり・鼻水・目のかゆみなど辛い症状が日常生活にも影響を及ぼします。
アレルギー性鼻炎は、『季節性』と『通年性』とに分けられます。
季節性アレルギー性鼻炎は、最も多いのが春はスギやひのきなど、秋はイネ、ブタクサなどの花粉が原因となる花粉症です。通年性アレルギー性鼻炎は、ハウスダストやダニが原因のひとつです。ハウスダストは、ダニ・ガ・ゴキブリなどの昆虫、ペットの毛、フケなどに含まれます。ハウスダストは一年中あるため、症状も一年中出てしまうことがります。
当院では、西洋薬や漢方薬の内服薬、点鼻薬、点眼薬の処方のほか、ヒスタグロビン・ノイロトロピン注射(非特異的免疫療法)、ゾレア(オマリズマブ)による治療、シダキュア・ミティキュアによる舌下免疫療法の治療を行っています。

ヒスタグロビン・ノイロトロピン注射による治療

ヒスタグロビン注射について

花粉症ヒスタグロビン注射くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなど、体がアレルギー反応を起こしているときは、体内で「ヒスタミン」という物資が作られ、それが過剰な生体反応を引き起こしています。
そこで、「ヒスタグロビン」を定期的に注射することでヒスタミンへの抗体をつくり、アレルギー反応でヒスタミンが生産されても、耐性ができて反応を抑えることができるのです。慢性的な花粉症、各種アレルギー、アトピー性皮膚炎、慢性蕁麻疹等でお悩みの方、ステロイド治療以外に治療法を探している方へ勧められる治療法です。
ステロイド注射とは違い副作用が極めて少ないことが特徴です。(効果には個人差があります)

ヒスタグロビン注射後のご注意

  • 接種後3ヶ月は献血できません。
  • 接種後3ヶ月は、生ワクチン(麻疹・風疹・水痘・おたふく風邪)を接種できません。また、生ワクチン接種後14日以内は接種できません。

ノイロトロピン注射について

ノイロトロビン注射花粉症の諸症状を引き起こす神経機関に働きかけ、くしゃみや鼻水、鼻の違和感、眼球のかゆみなどの幅広い症状を鎮静化に効果があります。
また、花粉症などのアレルギーによるものだけでなく、湿疹・蕁麻疹をはじめとする各種の皮膚疾患によるかゆみにも効果があるため、原因がわからない皮膚のかゆみにも安心して使用できます。
また、ノイロトロピンは各種の消炎鎮痛剤や抗アレルギー剤などの花粉症の薬、ビタミン剤などの注射薬と併用しても効果を打ち消しあうこともないため、他の薬との併用も問題ありません。
当院では、相乗効果でさらに有効性を高めるため、ヒスタグロビン注射ノイロトロピン注射を一緒に投与しております。注射の回数は、1シーズン3~7日おきに3回~6回が基本となります。症状や効果に個人差がありますので、症状や効果をみながら適宜追加は可能です。

ゾレア(オマリズマブ)による治療

ゾレアの仕組み

ゾレアはIgE抗体に作用してアレルギー反応の元を抑える抗体製剤です。
ゾレアの仕組み

ゾレアの効能又は効果

  1. 気管支喘息(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治の患者に限る)
  2. 季節性アレルギー性鼻炎(既存治療で効果不十分な重症又は最重症患者に限る)
  3. 突発性の慢性蕁麻疹(既存治療で効果不十分な患者に限る)

ゾレアによる治療を受けるには 
【重症の季節性アレルギー性鼻炎の方】

ゾレアによる治療を受ける患者さんは以下の条件を満たしている必要があります。

  • 重症または最重症の季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)で、前スギ花粉シーズンでも重症な重症があった。
  • スギ花粉のアレルギー検査(血液検査)の結果が陽性だった。
  • 季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)の*既存治療を一週間以上行い、効果不十分であった。
  • 12歳以上で、血清中総IgE濃度が30~1500IU/mL、体重が20~150kgの範囲にある。

妊娠中及び授乳中の方は、医師に相談が必要です。


*既存治療で効果不十分な花粉症とは
抗ヒスタミン薬、点鼻薬等の既存治療を1週間以上続けた後、くしゃみ、鼻水および鼻詰まりの症状の程度を見て、医師が診断します。

医療費について
ゾレアは、健康保険が適応になる治療法ですが、薬剤代がとても高価です。
窓口で支払うゾレアの薬剤費の一例(1ヶ月の投与量により異なります)
70歳未満(3割負担)
17488円
70歳以上
現役並みの所得者(3割負担)
17488円
70~74歳(2割負担)
11659円
75歳以上(1割負担)
5829円

詳しくは、ノバルティスファーマ株式会社のホームページをご覧ください。
(気管支喘息、突発性の慢性蕁麻疹、重症の季節性アレルギー性鼻炎の方向け)

ゾレア投与のスケジュール

以上の条件を満たすことを確認するために初回のゾレア投与まで数回受診していただく必要があります。

1回目受診

  • 重症花粉症と診断
  • 血液検査:特異的IgE抗体検査(これまで未実施の場合)
  • 既存治療を開始(抗ヒスタミン薬、点鼻薬等)
~1週間以上~

2回目受診

  • 既存治療で効果不十分なスギ花粉症であると診断
  • 血液検査:総IgE濃度検査、特異的IgE抗体検査(未実施の場合)
~数日後~
ゾレアの投与量/投与間隔と自己負担額の決定

初回投与日

  • 既存治療で効果不十分なスギ花粉症であると診断
    ゾレア投与量決定後、ゾレア投与の実施は4回目の受診時になることもあります。
  • 併用する抗ヒスタミン薬の処方
スギ花粉シーズン中、2週間又は4回目の受診時なることもあります。

ゾレアが目指す治療のゴール

今までの薬を使っても残っている症状をコントロールして、健やかな日常生活を送ることを目指します。

  • 集中して仕事ができるようになる
  • 集中して勉強ができるようになる
  • 集中して家事が行えるようになる
  • 新聞や本を集中して読める
  • 外出時のつらさが和らぐ
  • 朝までぐっすり眠れる

ゾレアの主な副作用と注意すべき症状

主な副作用は、注射部位の赤みや腫れです。

ゾレアの投与で予想される主な副作用は、注射部位の反応です。
国内の臨床試験で最も多く見られた副作用は、注射した場所が赤くなったり、腫れたりする症状でした。
ゾレアの投与後は、以下の症状に注意してください。

気管支のけいれん
失神
全身のかゆみ
呼吸困難
立ち眩み
くちびる、舌、喉の奥の腫れ
蕁麻疹

このような症状が発現した場合、「アナフィラキシー」の可能性があり、全身にわたって生じるアレルギー反応により症状が急激に発症し、重篤な場合は生命を脅かす危険がまれにあります。
ゾレア投与後の注意に関しては、医師や看護師の指導に従ってください。

思い当たる症状が現れた場合は、速やかに主治医や医療機関にご連絡ください。

舌下免疫療法による治療

シダキュアスギ花粉 舌下錠(シダキュア)とは

シダキュアは、スギ花粉を原料とするエキスから作られたアレルゲン免疫療法薬で、スギ花粉によるアレルギー症状を和らげます。

シダキュアは、スギ花粉症のアレルゲン免疫療法のお薬で、スギ花粉を原料とするエキスから作られています。少量から服用することによって体を慣らし、スギ花粉によるアレルギー症状(スギ花粉症症状)を和らげます。
シダキュアは、1週目に服用すると2000JAU錠と2週目以降に服用する5000JAU錠の2種類があります。
なお、シダキュアを初めて服用するときは、医療機関で服用します。2回目以降は毎日自宅で服用します。

シダキュアなどのアレルゲン免疫療法は、症状を和らげるほか、根本的な体質改善が期待できます。

スギ花粉症の治療法には、主に薬物療法とアレルゲン免疫療法があります。薬物療法は、症状を起こす物資(ヒスタミンなど)の働きや鼻の中の炎症をおさえて自覚症状を和らげます。
アレルゲン免疫療法は、体をアレルゲンに慣らし、根本的な体質改善が期待できます。
シダキュアでは次のような効果が期待できます。

・くしゃみ、鼻水、鼻詰まりの改善・涙目、目のかゆみの改善
・アレルギー治療薬の減量・QOL(生活の質)の改善
治療はスギ花粉が飛んでいない期待に開始し、数年にわたり継続します。

シダキュアはスギ花粉が飛んでいる時期は、治療を新たに開始することはできません。
スギ花粉症の「アレルゲン」は「スギ花粉」であり、スギ花粉が飛んでいる時期はアレルゲンに対する体の反応性が敏感になっています。そのため、スギ花粉が飛んでいない時期に治療を開始します。治療開始時期については、大体6/1頃~11月下旬位になります。
体を少しづつアレルゲン(スギ花粉)に慣らすことから、数年にわたり継続して服用します(3年以上推奨)。そのため、定期的な受診が重要です。小学生くらいの方から医師と相談の上開始することができます。

正しく服用を継続することで、初めてのスギ花粉飛散シーズンから効果が期待され、長期間継続することで最大の効果を発揮します。

正しくシダキュアによる治療が行われると、治療を開始治療が継続されると、アレルギー症状を治したり、治療終了後も長期にわたり症状を抑える等最大の効果が得られると考えられています。
症状が完全に抑えられない場合でも、症状を和らげ、アレルギー治療薬の使用量を減らすことが期待できます。

ミティキュアダニ舌下錠とは

ミティキュアは、ダニを原料とするエキスから作られたお薬で、少量から服用することによって体を慣らし、ダニによるアレルギー性鼻炎の症状を和らげます。
服用開始前に、ダニによるアレルギー性鼻炎の確定診断が必要です。また、アレルギー症状の有無にかかわらず、毎日長期間にわたり継続して服用する必要があります。

スギ花粉症とは

スギ花粉症は、鼻や目のアレルギー症状を引き起こすほか、そのつらい症状が日常生活にも影響を及ぼします。
スギ花粉症は、スギ花粉が原因となって、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどアレルギー症状を起こす病気で、日本人の約4分の1がスギ花粉症であるといわれています。
更に、スギ花粉症のつらい症状は、日常生活の様々な場面で影響を及ぼし、QOL(生活の質)が低下することがわかっています。

・外出への支障・勉強への支障・睡眠障害
・いらいら感・疲労・思考力の低下

2020年3月10日

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